傷寒論 太陽病中篇 第三十三條

發汗後不可更行桂枝湯汗出而喘無大熱者可與麻黄杏仁甘艸石膏湯主之。

發汗後更へて桂枝湯を行ふべからず、汗出でて喘し大熱無き者は麻黄杏仁甘艸石膏湯を與へ之を主どる可し。

發汗をした後で、さらに桂枝湯類を服用させてはいけない。桂枝湯類の證に似ているのではないだろうか。汗が出てゼイゼイ言って体に高い熱がなく、もちろん惡寒惡風はないような者は、麻黄杏仁甘艸石膏湯を与えて、主治してやりなさい。