傷寒論 太陽病中篇 第四十條

發汗後惡寒者虛故也不惡寒但熱者實也當和胃氣與調胃承氣湯。

汗を發したる後惡寒する者は虛するが故なり、惡寒せず但だ熱する者は實なり、當に胃氣を和すべし、調胃承氣湯を與ふ。

熱があったので汗を出したけれども、その後で惡寒がひどくなったものは、表が虛しているからであります。ところが發汗した後で惡寒がしなくなって、ただ身體があつがって病が治らない者は、胃に熱が入って内實しているのである。當然胃氣を調和してやればよい。それには調胃承氣湯を與えてやりなさい。