傷寒論 太陽病中篇 第四十八條
發汗吐下後虛煩不得眠若劇者必反覆顚倒心中懊憹梔子豉湯主之。
汗を發し吐下したる後虛煩眠るを得ず、若し劇しき者は必ず反覆顛倒し心中懊憹す、梔子豉湯之をつかさどる。
發汗したり吐かせたり下したりした後で、体の表裏がともに虛してしまい、苦しくて眠ることができなくなってしまう。もしも虛煩が激しいものは、必ずあちらこちらと、ごろごろして苦しがり、胸の中がなやましいような氣持になるような者には、梔子豉湯が主治するのである。