傷寒論 太陽病中篇 第五十五條
太陽病發汗汗出不解其人仍發熱心下悸頭眩身瞤動振振欲擗地者眞武湯主之。
太陽病汗を發し汗出でて解せず、其人仍ほ發熱心下悸頭眩身瞤動し振振として地をなでんと欲する者は眞武湯之をつかさどる。
太陽の經に病邪がある場合に發汗してやれば、汗が出て治るはずであるので、治らず病人がその上に(發汗した後で)發熱して、みずおちに動悸を生じ、頭がクラクラしてたちくらみして、身體がピクピクして中心がとれず、ゆれうごきユラユラして地をさぐるように倒れそうになるものは、眞武湯が主治します。