傷寒論 太陽病中篇 第八十九條
太陽病以火熏之不得汗其人必躁到經不解必淸血名爲火邪。
太陽病、火を以て之を熏じ、汗を得ず、其の人必ず躁し、經に到るも解せず、必ず淸血するは、名づけて、火邪と爲す。
太陽病で汗が出ないために治らないのであるから、汗を出させるために熏法をしてみたが汗が出ない。そのために病人は必ず苦しみさわぐようになってしまう。そして七日目の一經をめぐり終っても治らないものは、必ず肛門から血だけが出るのである。これを火邪と名づけるのである。
