傷寒論 太陽病中篇 第九十八條
太陽病吐之但太陽病當惡寒今反不惡寒不欲近衣此爲吐之内煩也。
太陽病、之れを吐す、あよそ太陽病は、當に惡寒すべし、今反って惡寒せざるはず、衣を近づくるを欲せざるは、此れ、之れを吐せるが爲内煩するなり。
太陽の經を病んでいるのに吐かせた。本來の太陽病であるならば、當然寒氣があるはずであるのに、今かえって惡寒せずにあつがって、着物をぬぎたがるものは、病人を吐かせたために熱が中に入って、内が熱して煩を生じたのである。
