傷寒論 陽明病 第十八條

陽明病脈遲食難用飽飽則微煩頭眩必小便難此欲作穀疸雖下之腹滿如故所以然者脈遲故也。

陽明病脈遲、食し難く用ゐれば飽き、飽くれば則ち微煩頭眩し、必ず小便難きは、此れ穀疸を作さんと欲す、之を下すと雖も腹滿ること故の如し、所以然の者は、脈遲なるが故なり。

陽明病で脈が遲を現わしていて、食べられない人に無理に食べさせると、腹が張ってしまう。腹が張ってしまうとすこしく苦しくなって、頭がグラグラして目がまわり、必ず小便が出にくくなってしまう。これは穀氣が原因で黄疸を起こすようになるのである。穀疸の場合は下すのが普通の治療であるが、下しても腹滿は下す前と同じである。その理由は脈が遲であり、裏に寒があるからである。