傷寒論 陽明病 第五十七條
陽明病發熱汗出此爲熱越不能發黄也但頭汗出身無汗劑頸而還小便不利渇引水漿者此爲瘀熱在裏身必發黄茵蔯湯主之。
陽明病發熱汗出するは此れ熱越すると爲す、黄を發する能はざるなり、但だ頭汗出で身に汗無く頸を劑りて還り小便利せず渇して水漿を引く者は此れ瘀熱裏に在りと爲す。身必ず黄を發す茵蔯湯之を主る。
陽明病で熱を發して汗が出るのは、これを熱越とするのである。熱越とは、體内の熱が皮ふを越えるということである。であるから黄を發することができないのである。
その場合に汗が頭だけから出て身體には汗が出ずに、頸をさかいにして上からだけしか汗が出ず、その上に小便の出が惡くて、のどが渇いて水やすっぱい水をひっきりなしに飮みたがるものは、瘀熱が裏に在るのであるから、身體に必ず黄を發するのである。茵蔯蒿湯が主治する。
