★ 2008年 第41回日本薬剤師会学術大会(宮崎)-その2 ★

ポスターではワタナベ薬局で実施した患者満足度調査での、上宮永店の対応を発表しました。

隣は人材派遣会社が発表してました。抄録に書かれていた発表者ではなく、違う薬剤師ではない人が発表してました。内容も会社のPRのような内容で、後日問題となりました。この後から、日本薬剤師会学術大会も発表に審査が行われるようになりました。

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演題名:小児科に来られるお母さん・お父さんの薬局への満足度調査

演者:松本康弘、中村栄美子、小林文香(ワタナベ薬局上宮永店)

【目的】 第5次医療法改正に伴い、『医療機能情報提供制度』の公開内容に「患者満足度調査の実施の有無」「分析や調査結果の提供方法」が公表項目に追加された。この流れに沿って、ワタナベ薬局でも患者満足度調査を行った。当店舗でも薬剤師・事務一丸となってアンケートを実施した。当店舗は小児科がメインである。アンケートの結果を調べることで、小児科を受診される保護者の方の薬局への意識を報告する。

【方法】 調査は平成19年11月~12月までの2ヶ月間、実施した。アンケートには①職員の対応はいかがでしたか?、②お薬の待ち時間はどのように感じましたか?、③お薬の説明はいかがでしたか?、④待合室の雰囲気はいかがでしたか?、⑤総合評価の5項目を記載し、1~5段階の評価とした。来局した患者さん(または保護者)にアンケート用紙を渡し、調剤の間に解答して頂いた。得られたデータはExeclに入力した。

【結果】 ①アンケートは412人の方の協力を得た。内訳は、女性の方が90%近く、男性の方は10%弱であった。また、年令は31~40才の方が最も多く、60%近くを占め、ついで21~30才の方が30%弱であった。職員の対応、お薬の説明、待合室の雰囲気および総合評価は全て80%以上の方に「よい」と付けていただきました。しかし、待ち時間に関しては、「よい」以上が30%程度でした。3%の方からは「悪い」と言う評価を頂いた。個々の意見では、①キッズスペースのこと、②駐車場の明かり、③待ち時間のこと、④薬の服用方法・副作用のこと等々が書かれていた。今回のアンケート結果および個別の意見に対する回答は全て薬局内に掲示した(ポスターセッションで表示予定)。
【考察】 待ち時間への不満は大きく、今後対応が必要と感じた。また、個々の意見に対する回答も出来るところから、実施していい期待と思う。1年後、改善後の評価も含めたアンケートを実施していきたいと思う。