柚子(ゆず)の香りの主成分

香りの歳時記
12月になると、八百屋さんの店先に柚子が並びはじめます。冬至には柚子湯に入るという風習がありますが、この時期の柚子は旬を迎え香りが高く、邪気を払うと考えられていたためという説もあります。
柚子のような果肉を食べない柑橘は「香酸柑橘(こうさんかんきつ)」と呼ばれます。柑橘のあの爽やかな香りは、リモネンという成分が主成分です。リラックスして、落ち込んだ気持ちを向上させる効果があります。
冬の鍋料理にも果汁をポン酢などのタレに入れると、香りがだしの味を引き立ててくれます。