ジェネリック医薬品を試してみませんか?

 医療機関で処方されるお薬(医療用医薬品)には、同じ成分・同じ効き目でも、価格の高いお薬と安いお薬があります。高い方のお薬は「新薬(先発医薬品)」と呼ばれ、安い方のお薬は「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」と呼ばれています。
 
 新薬は、最初に開発・発売されるお薬で、開発メーカーは特許期間中、独占的に製造・販売することができます。その特許期間が満了した後に、他の製薬メーカーが厚生労働省の承認のもとに発売するお薬が『ジェネリック医薬品』です。開発期間が短く、開発コストも大幅に抑えられるため、価格も新薬の8割以下に設定されています。
 
 例えば、1割負担の患者さんの場合、1回の窓口負担額が100円安くなる場合、実際には1,000円のお薬代が節約されていることになります。

 2008年4月に処方せん様式が変わり、患者さんが貰われた処方せん下部の「ジェネリック医薬品への『変更不可』の欄」に医師のサインがなければ、患者さんは医師の了解を得ることなく薬局で薬剤師と相談のうえ、ジェネリック医薬品をお選びいただけます。処方せんをお渡しの際に「ジェネリックで !!」と声をおかけください。

 ジェネリック医薬品は有効成分(主成分)は新薬と同じですが、添加物などは異なる場合があります。新薬からいったんジェネリックに変更した後に「やっぱり新薬がいい」という患者さんもお気軽にお申し出ください。いつでも新薬に戻すことは可能です。

 私たち薬剤師は個々の患者さんのご希望と病状を考慮しながら、患者さんに最適な『ジェネリック医薬品』をご提案いたします。