災害派遣報告 Day1 その2
栃木県宇都宮市での昼食を終え、再び移動。福島県に入ったころから地震での地割れの修復のためか、道路の路面が悪くなり路面からの激しい衝撃あり。時速100km以上。東北自動車道が海岸線から遠いためか、車窓からは時折ブルーシートをかぶった家が時々見える程度。午後3時、宮城県・石巻赤十字病院到着。9時過ぎに羽田を出発し、やはり6時間かかった。
到着後、まずボランティア登録を行い、その後、赤十字病院のジェネラルマネージャーから活動組織体制や提出書類などの説明。JMAT岡山チームは石巻を14の地域に分けた中のNo.7エリアが担当。エリア7は津波被害のひどかった石巻港周辺。このエリアでもっとも大きな避難場所がテレビなどにも出てくる湊小学校。約300人が避難所生活しているとのこと。
その後、JMAT岡山先発隊との引き継ぎ。午後6時、チームリーダーは赤十字病院本部で開かれる全体会議に出席。その後、チームリーダーからの状況報告。診療所での診察患者数は減少しているものの、東北の方は辛抱強く、なかなか受診されないが、避難所生活でのストレスで高齢者のほとんどが高血圧。水道は復旧しておらず流せないため、学校のトイレは使用禁止。仮設トイレが建物の外にあるため、高齢者にとっては行くのも距離があり不便。水分摂取が少なくなり、避難所生活ではすることがなく動かない高齢者が多いため、エコノミー症候群の心配ありとのこと。こちらから声掛けの必要性あり。
午後7時半に解散、石巻から仙台市内のホテルへ。約40kmの道のり。午後9時到着。ホテルの近くで夕食。仙台市内は震災の影響は感じられず、普通の生活。店も普通に営業している。仙台と石巻、どちらの地域も同じ時が流れている。
実際の活動は明日から。今日はぐっすり寝ておくことにする。余震が起こらないことを祈りつつ。おやすみなさい。