災害派遣報告パート2 Day1

4月20日、5時過ぎ、津山の自宅を出発。6時50分にJMATおかやまチームメンバーと空港ロビーで合流。医師会関係者との顔合わせ。7時35分、空路羽田へ。東京は快晴、暑い。天気予報は雪・雨マークのため、急遽衣類の入れ替えをしたのに・・・暑い。

9時30分、羽田出発。11時30分、那須高原サービスエリアで昼食。小雨が降り始める。作業服を着た自衛隊・警視庁などの災害派遣の人が利用者の80%以上。パーキングも赤い回転灯をつけた護送車のような災害派遣車両がほとんど。12時出発、那須高原を過ぎてしばらくすると震災により東北自動車道も歪んでおり、凸凹あり。家の瓦がずれたのか、ブルーシートで屋根を覆った家がところどころに。桜が満開ではあるが、原発の影響か、人影が全くない。14時、宮城県に入ると気温が急に低下、寒い。昨日は4月なのに雪が1cm積もったとのこと。仙台港北インターチェンジに入ると、景色は一変。見渡す限り田畑は津波による家屋の瓦礫で埋まっている。田はまだドロドロのまま。ここは仙台市街の東、仙台塩釜港近くのインターチェンジ。カーラジオからは被災による瓦礫置き場の移動のお知らせなど震災情報が中心。DJのトークもボランティア体験談。

15時30分、石巻赤十字病院到着。すぐに対策本部でボランティア登録と注意事項を京都赤十字病院の医師より伝達説明。16時40分、前任チームと合流、車の荷物を入れ替えて引き継ぎ。18時、会議室での全体会議の後、外来待合でエリアミーティング。赤十字病院では余震による第2の津波を警戒。動くことができない要介護者のアセスメントを明後日から開始予定。石巻港周辺は大潮により道路が広い範囲で灌水らしい。18時30分、解散。仙台のホテルへ。石巻~仙台は50km程。ハイエースを仙台まで運転。高速道路が渋滞し、20時40分、仙台到着。21時、夕食。気温4℃。仙台駅前は普段と変わらない様相。

22時、ホテルの部屋で医薬品の数量チェック。翌日2時就寝。

今日は移動日ではあったが、花見の人影もなく、福島では全く人影なし。ただ、高速道路を配送車や災害派遣の緊急車両だけが走ってるという異様な感じを受けた。

明日からは実際に湊小学校などでの活動。新学期が明日から始まり、避難所の移動などがあるらしく、避難所のアセスメントのやり直し。雨が降り気温が下がっているので風邪の患者さんが今日は急に増えたらしい。駆け足で引き継ぎを受けたが、実際に明日からできるのかどうかが少し不安。