災害派遣報告パート2 Day2

5時30分起床、昨夜の医薬品在庫チェックにより睡眠時間2時間。さすがに眠い。天気は晴れ。6時30分ホテルを出発、カーナビに従い三陸自動車道を通って午前の診察場所の湊小学校まで運転手。石巻市内の信号機はところどころまだ点灯していない。高速・市内で朝の大渋滞に巻き込まれる。小学校に近づくにつれて被災の状況が顕著に。そのひどさに絶句。震災から1月以上が経過したが、潰れた家や津波に流された車がそのままの状況。漁船が流されて住宅地の真ん中に。9時5分、湊小学校到着。

家庭科室が避難所診察室で4チームが同時診察。1チームは避難所の巡回診療。エリアミーティングに5分遅刻。9時30分、診察開始。各県の日赤チームは制服が全国統一でビシッと決まっている。背中のゼッケンは赤、看護師は緑、薬剤師は青。

午前中は6名の患者さんを担当。我々のチームは医師・看護師・薬剤師の3名。業務手順が不慣れで時には医療クラークのようにカルテ不備の追記、時には事務員として患者さんに新患アンケートの聞き取り、そして本職の薬剤師業務。午前の最後の患者さんは山形県からの70歳のおじいちゃんボランティアの方が釘を踏んで、傷周囲のデブリの際の体位維持の手伝いや包帯・サージカルテープの用意など看護師の手伝い・傷口の写真撮影。その合間に調剤業務。チームが在庫していない医薬品は石巻赤十字病院への処方せん調剤後の避難所配達で対応。そのための医師に代わっての処方せん記載。他のチームは人材が豊富でそのチームの事務員に新患アンケートを依頼し、チーム3人でほとんどの業務を行う。チームワークの重要性を感じた。

昼食はやっと営業再開したコンビニ駐車場で。休むまもなく再度湊小学校に出発。

14時から我々チームのみが湊小学校家庭科室に居残り。他のチームは他の避難所巡回。すべての業務を3人で。途中で巡回のリーダーチームが帰ってきてくれて何とか15人程度の患者を2チームで診察。16時診察終了。日赤に17時20分に到着。本部に各種提出物を提出、地下1階の薬剤部に日赤調剤分の処方せんを提出。

18時、会議室で全体の本部ミーティング開始。エリアミーティングがなかなか始まらず、結局中止。19時40分、仙台に向けて出発。22時ホテル到着、そしてやっとの夕食。睡眠不足でフラフラ。