健康を願う皆様へ

ここでは、薬局で配布しているリーフレットの内容を中心に健康に役立つ情報を掲載していきます。

花粉症のシーズンになりました

今年もいよいよ花粉症のシーズンになりました。花粉症のある方は不快な季節が続きます。うまく対策してこの季節を乗り越えましょう。


1.マスクをする
マスクは花粉が体に入らないようにするのに効果的です。密着性の高いものを選びましょう。花粉の粒子は大きいので、あまり目の細かいものでなくても大丈夫です。
鼻が詰まると口呼吸をして口が乾燥します。マスクは口の乾燥を防ぐ効果もあります。

2.室内に花粉を持ち込まないようにする
衣類やバッグなどは花粉の付きにくい素材を選びましょう。ウールなどは避けて、ポリエステルがいいようです。
帽子などをかぶって、家に入る前にはたいて花粉を落としましょう。

3.手洗い、うがい、洗顔をする
花粉症の対策も手洗いうがいが有効です。
加えて、傷つけない程度に洗顔も行うと良いでしょう。

4.蒸気を活用する
マグカップなどにぬるめのお湯(40度から50度)を入れ、
蒸気を吸うだけで鼻づまりも楽になります。
アロマテラピーに興味のある方は、ペパーミントやユーカリ
ラジアタを1滴づつたらしていただくだけでリフレッシュ効果
が高まります。


熱中症に注意しましょう

今年の夏は暑くなりそうです。熱中症に注意しましょう。
一般的な注意事項を紹介します。なるべく涼しくすごして熱中症を予防しましょう。

1.暑さを避ける
なるべく日陰を選んで歩くようにしましょう。帽子や日傘も効果があります。

2. 服装にも注意する
吸水性の優れた素材を選び、白色系の素材がよいでしょう。

3.こまめに水分と塩分の補給を行う
暑い日には、汗を多くかいています。汗の中には水分と塩分が失われます。水分だけでなく塩分も補給しましょう。
OS-1には必要な水分と電解質が含まれています。
OS-1はWHOの提唱する経口補水療法の考え方に基づいた飲料で、その組成は、経口補水療法を発展させた米国小児学会の指針に基づいています。

4. 急に暑くなる日に注意する
暑さになれるまで熱中症を起こさないように注意しましょう。特に、暑くなりはじめの時期、熱帯夜の翌日などは要注意です。

5.個人の条件を考慮する
熱中症は、健康な人でもなりますが、発熱している人、下痢などで脱水状態にある人、心肺機能が弱い人などは熱中症になりやすいので注意しましょう。

紫外線に注意しましょう

これから紫外線の強い季節になります。
紫外線の種類と日焼け止めの表示を理解して上手にこの時期を乗り越えましょう。

1.紫外線の種類
紫外線には、A波・B波・C波に分かれています。C波は今のところ地表にはとどいていないといわれていますので、ここでは、A波とB波の説明をします。

紫外線A波とは・・・1年中降り注いでいる紫外線ですが有毒性は低いといわれています、真皮まで届きコラーゲン・エラスチン線維を断裂させ、シワ、たるみの原因になってしまいます。

紫外線B波とは・・・夏場の晴天時に気をつけなければいけない紫外線で、表皮までしかとどきませんが、有害性は紫外線Aの100~1000倍とされており、シミ、シワ、肌の乾燥などの美容だけではなく、免疫力の低下、皮膚がん、白内障などの病気にも影響があります。

2.日焼け止めの表示
紫外線を防ぐ方法は大きく分けて帽子、サングラスなどで物理的に防ぐ方法と日焼け止めによる方法があります。ここでは日焼け止めの表示の説明をします。

SPF・・・紫外線B波を防ぐ指標で、素肌でいるときの
何倍の時間防げるかを示します。数値が高いほど紫外線B
波を防いでくれる時間が長いことになります。が、SPF
が高いと肌への負担が大きくなりがちです。
紫外線を防ぐ力はSPF30で充分といわれています。

PA・・・A波を防ぐ指標で、+ ++ +++の3段階で表示
されます。+が多いほうが紫外線A波を防いでくれます。

活性酸素を減らしましょう

活性酸素とは、酸素が化学的に活性化されたもので、強い酸化力を持っている物質です。
この酸化力によって細胞を傷つけ、老化や病気の原因になるといわれています、活性酸素を減らして健康に過ごしましょう。

1. 活性酸素の発生源
活性酸素は呼吸など日常の生活で発生するほか、紫外線・排気ガス・加工食品・レントゲンなどでも発生します。

2. 活性酸素の有毒性
活性酸素が原因のひとつといわれている病気などにつぎのようなものがあります。
生活習慣病・・・動脈硬化、糖尿病、肥満、高脂血症など
老化・・・皮膚のしわ、加齢臭、白内障など
ガン・物忘れなど

3. 活性酸素を抑える物質
私たちの体内にも酵素やビタミンなど活性酸素を退治する機能があるのですが、それだけでは不十分といわれています。
そのため、活性酸素を抑制、除去する働きのある抗酸化物質を補う必要があります。

具体的にはビタミンE、C、B2、ベータカロチン、ポリフェノール、カテキン、AGE(熟成ニンニク抽出液)などがあります。


健康のためにこれらの抗酸化物質を意識して摂取しましょう。

お薬の飲み忘れを防ぎましょう

せっかくお薬を処方されても、お薬を飲み忘れてしまったら効果も十分には得られません。
今回はお薬の飲み忘れを防ぐ方法の一例を紹介いたします。
飲み忘れの原因は人により異なりますので、自分にあった方法を見つけましょう。
また、遠慮なくご相談ください。

1.生活に合わせた薬剤の整理
気付きやすい場所に薬剤をおいてみましょう。例えば、朝食後の薬であればダイニングテーブル・寝る前の薬であればベッドの横などもいいでしょう。
保管場所は、直射日光・高温・多湿の場所は避け、小児の手の届かない場所にしましょう。

2.服薬管理グッズの活用
服薬カレンダーやお薬ボックス等の服薬
グッズを活用するのもいいでしょう。

3.携帯電話を活用してみましょう
携帯電話のアラーム機能やアプリ機能を利用すれば、服薬時間をアラームで知らせるように設定したりできます。
また服用時間に携帯電話にメールが届くサービスもあります。

おくすりアラーム(田辺三菱) (http://atkarada.jp/tmalarm)
服用時間になるとメールで通知してくれます。服用履歴の登録も出来て、後で確認も出来ます。登録は無料です。(パケット通信料は別途必要です。)

いざというとき、
お薬の内容を伝えられるように
お薬手帳も活用しましょう。