リアルすずめの戸締まり旅(岩手県、宮城県 ついでに山形県(旅の師匠の松尾芭蕉の名所)
皆さん、東北地方には旅行に行かれたことはありますか?
私は今まで足を運んだことはありませんでした。足を運ばなかった理由として、奈良からは遠い、という自分の持っていたイメージがあったからです。
そんな私が今回、『すずめの戸締まり』という今世界でも大ヒットのアニメ映画を鑑賞し、心が動きました。12年経った今、改めて震災や廃墟について考えました。
東北に住む方のご縁も数人重なり、個人的には思いきった楽しい学びの旅に体が大きく動くきっかけとなりました。
旅の目的は
①すずめの戸締まりの聖地に足を運ぶ
②奇跡の1本松を実際に見る。
ですね。
〜岩手県〜
①まずは岩手県山田町に向かいました。
草太さんとの大切な場面、織笠駅ですね。
織笠駅付近には映画のテーマである扉が設置されていたので、そちらも訪問。
そこから偶然目に見えたカフェを訪問。
現地で働く方の話を聞けました。
話しかけてくださった女性は70代を過ぎた女性。教職関係として塾を開く中。
若い人達が都心部へ働きに出ていってしまうと。働き口を作りたいとなんと起業されている方でした!すごい前向きな行動とエネルギーですね!しかも岩手大学とのコラボ研究商品も売られてました。
人が人を呼ぶ。温かい地域だと話を聞いて感じました。岩手県山田町からは映画館は花巻市まで出ていかないとないらしく。
新海誠監督ファンの方々が来られ、自分も1回観てみようと雪の中車を走らせて見に行かれたそうです。
織笠駅の電車がトンネルの中に消えていく場面は、教え子からも連絡が来て話題になったそうですよ。
私は実在する駅だと後から知りました。
田舎で行動範囲が狭いので、実在する駅だとは気がつきませんでした。
でもこうして人のご縁から、実際に足を運び、人のご縁に導かれました。
誰かのプラスのエネルギーってすごい作用を持つのだな、とこの旅を通じて感じました。
②奇跡の1本松について。
皆さん、日本生産性本部が毎年新入社員の特徴を述べていることをご存知ですか?
私は2011年の東日本大震災の後、2012年に大学を卒業しました。
その影響もあり、2012年の新社会人は『奇跡の一本松』と例えられました。
そんなことを人のご縁から知り、一度自分を見つめ直したく、そして今だからこそ、正面を見て学ぼうと思いました。
当時は映像も避けて見れなかったものでして。
実際に岩手から太平洋側沿い。三陸沖を見てまわりました。
〜宮城県〜
過去に知り合った薬剤師さんで、石巻市で働く女性に連絡をとり、案内していただきました。
目的地の前に。宮城県大崎市はササニシキ発祥の場所。広い田んぼが一面に広がっていました。それが本当に美しく感じて。
土地も整備されているのか、土地が広いのか。形も、きちんと耕されていたのです。
土地を大切にされている地域なのだな、と感じました。雪国での農業の話を聞く機会があっても面白いかもしれませんね。
日本で1番低い山、日和山へ。
こちらに神社があるのです。
昔の人の知恵はすごいですね。神社を建てる場所は、避難所となっています。
ここで多くの命が救われたようです。
石巻からフェリーが出ており、猫島があるそうです。そこでも神社があり、地震が来た時にそこの神社に猫が逃げ、命を救われたようです。
〜山形県〜
『閑かさや岩にしみ入る蝉の声』
でと知られる立石寺こと山寺。
旅好きの仙台の女性から勧められました。
まるでドラゴンボールに出てくる修行場のような景色が目に飛び込んできます。
山形県は山があり。水も綺麗で。お米が美味しい場所ですね。
なかなか外に出ることが難しい、モヤモヤする数年を過ごされた方が多いかと思います。
今回、すごく身体の疲れも感じたのも事実でした。
身体、心の健康について考えた旅です。
生き方、興味の方向は人それぞれ。
でも健康な身体や体力あってこそできることもありますよね。
どうかこれを目にした素敵な人の出会いや景色、本などいいご縁に恵まれますように。日常で満足だと感じる方も。それだけいい縁に出会ってる証拠だと思います。
考え方が変わる、そんな体験をさせていただきました。
ありがとうございました。