食中毒対策は梅雨になる前からが大切です。

もう五月下旬だというのに、冷たい雨でひんやりとした日がありました。体調はいかがでしょうか。
湿度が多く、気温が上がってくると細菌による食中毒のリスクが高まります。
繁殖しやすくなる菌は、生や加熱不十分の鶏肉に多いカンピロバクター、生卵・肉・乳製品に多いサルモネラ菌、人の手から食品に付着する黄色ブドウ球菌など多数あります。これらは、下痢や腹痛、吐き気や発熱などの症状を起こします。

細菌による食中毒を予防するために、3つの原則を覚えておいてください。
1.細菌を食べ物に「つけない」 
  調理前やトイレ前後の手洗い、調理器具の消毒、食品の適切な管理
2.食べ物に付着した細菌を「増やさない」
  購入後は冷蔵庫で保管する、調理後は常温で長期間保管しない、冷蔵庫を消毒する
3.食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」
  食品の十分な加熱、肉魚卵の生食を避ける、アルコール等で消毒する

食中毒は、簡単な予防方法を守れば予防できます。
楽しく調理しておいしく食事をいただきましょう。