お天気病みの経験ありませんか。

あじさいがあちらこちらで咲き始めました。もうすぐ梅雨ですね。雨や台風が近づくと、体調が良くないという方はいませんか。頭痛や肩こり、腰痛にめまいなど、人によって症状は様々です。

この「天気痛」、原因は気圧の変化によるといわれています。
私たちが気圧を感じるセンサーは、耳の奥にある内耳です。この内耳が敏感な人は、気圧の変化を敏感に感じとり、そのストレスによって不調が起こってしまいます。
対策としては、運動や入浴、マッサージなど自律神経を整えることが大切です。

漢方では、体内の水が過剰になることで体の不調が現れることが知られています。また、体内の水の量が正常でも梅雨時などに外部の湿気が高くなると、体が影響を受けて水分バランスが崩れ、体調が変化してしまうことがあるんです。
お天気病みの頭痛に使われる漢方薬には、五苓散や苓桂朮甘湯などがあります。これらは、余分な水を体の外にだす作用を持っています。
また、おすすめの食材は、ハト麦や玄米、もやしや長芋などがあります。これらも消化機能を良くして、体内の余分な水分を出す効果が期待されます。
逆に、冷たいものや甘いもの、脂っぽいものは胃腸の働きを弱めて、水の調整に影響してしまうことがあります。ほどほどにしておきましょう。