良い睡眠のために。その2・腸内環境を整えましょう。
日本人の5人に1人が悩んでいる不眠。
質の良い睡眠は、規則正しい生活リズムから作られますが、実は腸内細菌も重要な役割を果たしているんです。
睡眠に欠かせないのが「メラトニン」というホルモン、別名睡眠ホルモンといわれています。体内で、トリプトファン→セロトニン→メラトニンという順番で作り出されています。睡眠ホルモンの材料となるトリプトファンは、体内で合成することが出来ません。そのため、食べ物から摂取する必要があります。大豆などの豆類やその加工品、ナッツ、バナナ、しいたけ、雑穀類に多く含まれていることが知られています。眠りやすい体を作るためには、これらを朝昼の食事で意識して取ることがおすすめです。
また、トリプトファンは、腸内細菌によって変化して脳内におけるセロトニン合成を促進することが知られています。食事からとったトリプトファンをしっかり働かせるためには、腸内細菌を増やして腸内環境を整えることも重要です。そのために、食物繊維やオリゴ糖を含む野菜や海藻、発酵食品を積極的に食べましょう。
規則正しい生活リズムと腸内環境を意識した食生活で、質の良い睡眠を目指しましょう。
