タミフル耐性拡大1/3効果なし
今冬流行しているインフルエンザのうち、二番目に多いAソ連型ウイルスで、治療薬タミフルが、効かない耐性ウイルスが、97%を占めたと発表した。インフルエンザ全体で1/3強に当たる。タミフル耐性ウイルスは今冬、県内でも検出されている。厚生労働省によると、別の治療薬リレンザは有効で、ワクチンの効果にも問題ないとみられるという。今冬の流行ウイルスは、今月中旬現在、A香港型が最多で45%、Aソ連型が36%、B型が19%。1/3強にはタミフルが効かない計算になる。<谷澤 義則>