久しぶりの雨です
私の所は田舎の薬局です。
今日降った雨は、乾ききった土に、久しぶりにしみ込んで行きます、植物も生き返ったようです。
都会では、人の心のつながりがほとんど無くなってしまったように聞きます。
アスファルトジャングルにお住まいの方たち、食うか食われるかの中では、雨水が土にしみる事無く流れていくように、心もしみる事無く流れて行ってしまうようですね。
田舎では、雨水は土にしみ込み、命を育みます、近所の人やお店は、貧しいながら助け合い励ましあって生きています、それでも大規模店に客を取られ 後継者も無く店を閉じるところも増えています。
それでも、みんなで頑張っているんです。
心を潤す雨は、現代人の上に降るのでしょうか、それともその雨さえ現代人は拒否するのでしょうか、技術が進み最先端を進む都会では、雨にぬれる事も無く 泥に汚れる事も無いでしょうが、人間らしい心や優しさも存在出来ないのでしょうか。
私も、いずれ老いて体が動かなくなった時、心の無い先進技術で無く、優しい家族に見てもらいたいと思います。
薬を渡すときの「おだいじに」の言葉は、本当に心から出る優しい言葉でありたいと思っています。