はあとだより⁑5月⁑

暑さで息苦しい時は「センソ」

〈気血のめぐり〉
暑いと息苦しくなります。息苦しい時、セットになって現れるのが動悸です。
ハアハアとドキドキが一緒に起こるのは、「心肺」が協力して呼吸によって
吸い込まれた「気」を、気血という形で「心」のポンプ力を使って全身に送っているからです。

暑さに負け始めた「夏の心肺」を何とかしないと、気血のめぐりが悪くなります。
呼吸は気血をドロドロからサラサラに浄化する装置です。
「どうしよう」と不安に思うだけでも、マスクの着用でも、呼吸は浅くなります。
熱中症の心配は夏の心肺から始まります。

そこで蟾酥の出番です。蟾酥は心臓のポンプ機能を高めることで知られています。
暑さで息苦しく感じるのは、ポンプ力が低下しているサインです。
「心」は血の生成と血のめぐりだけではなく、汗による体温調節でも肺と協力関係にあります。
「暑いとおしっこが出ない」というお悩みや、夏場に多い足のむくみにも、「心から」適切な対応が
求められていることが多いようです。