はあとだより♪10月♪
〜冬の痛みに「丹参」〜
〈気血の滞り〉
肩こり、凝りからくる痛みなど、痛くて耐えられない時、湿布を貼りたくなります。
整形外科で受診した際に出されることもあります。
患部に炎症がある時は、とても気持ちよく楽になります。
しかし一週間、二週間と貼り続けても、いつまでも痛みが消えないことがあります。
貼り始めた頃にあった効果も感じられなくなります。
むしろ何も貼らず、何もしないほうが痛みが和らぐ場合もあります。
炎症がある時は冷やしたほうが楽になりますが、寒さで気血の流れが悪くなり、
痛みがでている時の冷湿布は、逆効果になってしまいます。
冷えによる痛みには厚着とカイロで保温したほうが無難です。
寒さで滞った気血には、「瘀血」というゴミが溜まっています。
そのゴミを避けながら気血は流れているので、痛みは溜まりすぎたゴミに
「どいてちょうだい」と叫んでいるようなものです。
丹参は、気血の滞りで発生した「瘀血」を片づけるお手伝いをしてくれる生薬です。