はあとだより☆7月☆
〜隠れ冷房病にも「鹿茸」〜
〈夏の腰痛〉
冷房がつらいと感じておられる方は、上着を持ち歩いたり、夏でもカイロを貼ったり、
毎年のことながら夏が来る度に、防備に頭を悩ませています。
それに対して冷房が大好きな方は、薄着で平気な顔をしています。
冷房病の者からすると、何とも解せないものです。
しかしながら冷房病は、そう単純なものではありません。
中には冷えている自覚がないだけで、身体はしっかり冷房病という方もいらっしゃいます。
夏から秋にかけて腰痛、膝痛、首の痛み、肩こり、頭痛、便秘などが起こっても、症状と
冷房は無関係と思われていることが少なくありません。
そのような「隠れ冷房病」にも鹿茸です。
痛みは、気血のめぐりの滞りから起こります。
エアコンの冷気は気血のめぐりを滞らせてしまいます。
気血をめぐらす原動力になっている「気」は「腎陽気」です。
鹿茸は、懸命に気血を動かそうとしている「腎陽気」を腎の源である腎精から
応援してくれる生薬です。夏の腰痛、膝痛、首の痛みは、隠れ冷房病のサインです。