♬はあとだより♬4月♬
〜梅雨時の養生に〜律鼓心
〈おうちで高山病〉梅雨時になると、膝が痛くなったり、めまいがしたり、耳の聞こえが悪くなったり、身体のあちこちに不具合が生じてきます。それまでの治療の成果もあって調子が良かった持病も何となく症状がぶり返してくるので気持ちまで落ち込んでしまいます。
しかしそれは梅雨前線のせいなので、梅雨が明けて青空になれば落ち着くことでしょう。元気な方がそのようにおっしゃっても、症状に耐えている者にとっては我慢できるものではありません。気圧の変化からすれば、低気圧の通過は、逃げ場のない「おうち高山病」のようなものです。
水分を含んだ大気を吸って、呼吸をしているものですから、晴れの日よりも血液に送る酸素も不足気味になります。身体にのしかかる大気は重くなりますし、気血の気が不足すれば膝も頭も痛くなります。心臓、血管、血液、汗、気持ちが一つになって「心」になります。