はあとだより☆7月☆
冷房による温度差にも「霊鹿参」
〈温度差ダメージ〉昨年の猛暑はかなり厳しいものでした。夏至を迎えた6月下旬の35℃超えは、梅雨寒の身体には対応できず、早々熱中症の洗礼を受けた方もいらっしゃったようです。その後も40℃近い暑さが続きました。コロナ第7波の中、果たして無事に秋を迎えられるのか、とても不安な夏でした。
夏のリスクは気温の高さだけではありません。暑さから身を守るための冷房が逆にとって負担になることもあります。35℃の炎天下から設定温度25℃の部屋に入れば、温度差は10℃です。心臓も血管もこの温度差に対応しなければなりません。
冷房の冷気は肌から身体を冷やします。それは冬の風寒と同じです。すると気血を動かす気が冷えて動きが鈍くなるので、気血が滞り、腰痛、膝痛など痛みを引き起こしやすくなります。気血の気も、保温の気も、汗をかくための気も、すべて腎陽気から分配されるので、温度差に対応するほどに、余計に気が消耗される結果となります。腎陽気のための補腎は、夏の温度差ダメージにも必要です。