はあとだより★6月★

〜夏の暑さにも「牛黄」〜
〈終わらない夏〉
昨年の夏はいったい何だったんでしょう。「いつかは終わる」と秋の到来を信じ、猛暑日を耐えました。しかしその期待は裏切られました。いつになっても夏日が終わらず、衣替えどころか半袖生活が続く秋の夜長となりました。
そして季節はめぐり、再び夏至を迎える6月となりました。果たして梅雨寒があるのか、今年もまた長い長い夏が始まるのか、などと考えるだけでうんざりしてきます。こんなにも夏が苦手だったかな、と乗り切る自信も揺らいでいます。
暑さは次第に身体に蓄積していきます。身体が水分不足になり、バテてくると、暑さに負けてしまいます。熱中症気味、熱中症未満でも、体の中は水分不足で苦しんでることがあります。気血の中も水分不足になります。すると気血が滞るので痛みや全身倦怠などにつながります。秋の咳なども、夏の水分不足が尾を引いていることがあります。
何となく夏を乗り切る自信がない時は、無理せず牛黄の力を借りるのも一つです。
長い間、一日一日を無事に過ごしていくしかありません。牛黄は「生薬の暑中見舞い」です。