はあとだより 12月

〜足のふらつきにも亀板〜

〈関節の老化〉 テレビを見ていると、良くも悪くも名前が出ると、必ずと言っていいほど名前の後ろに年齢が書かれています。これは個人情報保護の観点から考えたら、しっかりアウトのような気がしてなりません。
例えば車の暴走事故。高齢者に多いということもあり、「その歳でまだ乗ってたの」と言わんばかりの、暗黙の非難を感じます。今は色々なハラスメントが問題視される時代です。高齢者だからと一括りにするのも、一種のハラスメントだと思いませんか。
実際、人それぞれ認知能力の衰えに差があるように、関節の可動域の衰えにも差があります。足腰が弱ってくると、車の乗り降りにも時間がかかるようになります。バスやタクシーのドアに挟まれるような事故も起こりやすくなります。
東洋医学では認知能力の低下も関節の老化も、腎の衰えと考えます。足元が不安になってきたら、そろそろ腎の立て直しをご検討されてはいかがでしょうか。亀板は、気になる腎の衰えを静かに補ってくれます。長く付き合える「転ばぬ先の杖」です。