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2024.04.10 傷寒論 太陽病中篇 第二十九條
大下之後復發汗小便不利者亡津液故也勿治之得小便利必自愈。 大いに下して後、また汗を發し、小便利せざる者は津液を亡ふが故なり、之を治するなかれ、小便利することを得て必ず自から愈ゆ。 大変下した後で、病が治らずに、その上に汗を發しさせた。そのために小便の出が惡いものは、身の体液のムラを生じて...
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2024.04.09 傷寒論 太陽病中篇 第二十八條
凡病若發汗若吐若下若亡津液陰陽自和者必自愈。 およそやまひ、若くは汗を發し若くは吐し若くは下し若くは津液を亡ぼし陰陽自から和する者は必ず自から愈ゆ。 一般的の病である場合に、もしも發汗したり、もしくは吐かせたり、もしくは下したり、もしくは体液のムラを生ぜしめたりして、身體の陰陽が不調和で...
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2024.04.08 傷寒論 太陽病中篇 第二十七條
傷寒發汗解半日許復煩脈浮數者可更發汗宜桂枝湯主之。 傷寒汗を發し半日ばかりにして復た煩し脈浮數なる者は更に汗を發すべし、宜しく桂枝湯之をつかさどるべし。 傷寒の人が發汗して、熱がさがったけれども、半日位したらまた熱が出て苦しくなったもので、脈が浮いて速いものは、もう一度發汗してやりなさい...
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2024.04.06 傷寒論 太陽病中篇 第二十六條
傷寒不大便六七日頭痛有熱者與承氣湯其小便淸者知不在裏仍在表也當須發汗若頭痛者必衄宜桂枝湯。 傷寒大便せざること六七日、頭痛熱有る者には承氣湯を與ふ、その小便淸める者は、裏に在らず仍ほ表に在るを知るなり、當に發汗を須(もち)ふべし、若し頭痛する者は必ず衄す、桂枝湯に宜し。 傷寒にかかってか...
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2024.04.05 傷寒論 太陽病中篇 第二十五條
傷寒脈浮緊不發汗因致衄者麻黄湯主之。 傷寒脈浮緊汗を發せざるに因って衄を致す者は麻黄湯之を主どる。 傷寒で脈が浮いて緊であるものが、發汗しないために、熱氣が表にこもってしまって、それによって鼻血の出るものは、麻黄湯が主治するのである。