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2023.06.03 傷寒論 太陽病上篇 第十九條
若酒客病不可與桂枝湯得湯則嘔以酒客不喜甘故也。 若しくは酒客の病には桂枝湯を與ふべからず、湯を得るときは則ち嘔す、酒客は甘きを喜ばざるを以ての故なり。 若し酒が好きなものが病氣になったならば桂枝湯を與えてはいけない、之を飮むと則ち嘔いてしまう、これは酒が好きなものは甘いものを喜ばないから...
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2023.06.02 傷寒論 太陽病上篇 第十八條
桂枝本爲解肌若其人脈浮緊發熱汗不出者不可與也常須識此勿令誤也。 桂枝はもと解肌をなす、もし其人脈浮緊發熱汗出でざる者には與ふべからざるなり、常に須からく此れを識り誤らしむなかるべきなり。 桂枝湯の効果というものは、元來表を解するものである、ところがもし病人の脈が浮いて、緊であるのは寒に侵...
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2023.06.01 傷寒論 太陽病上篇 第十七條
太陽病三日已發汗若吐若下若溫鍼仍不解者此爲壞病桂枝不中與也觀其脈證知犯何逆隨證治之。 太陽病三日、すでに汗を發し若くは吐し若くは下し若くは溫鍼し仍ほ解せざる者は此を壞病となす桂枝を與ふるは中らざるなり、其脈證を觀て何の逆を犯したるかを知り證に隨ひて之を治せ。 太陽の病になって、三日を經過...
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2023.05.31 傷寒論 太陽病上篇 第十六條
太陽病下之後其氣上衝者可與桂枝湯方用前法若不上衝者不可與之。 太陽病、之を下したる後、其の氣上衝する者には桂枝湯を與ふべし、方は前法を用ゆ、若し上衝せざる者には之を與ふべからず。 太陽の病で、これを下した後で(太陽病は表に病があるので、下すと身体の内部が弱ってしまう)氣が上の方につき上げ...
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2023.05.30 傷寒論 太陽病上篇 第十五條
太陽病項背強几几反汗出惡風者桂枝加葛根湯主之。 太陽病、項背強几几し、反って汗出で惡風するは桂枝加葛根湯之を主どる。 太陽病でうなじから背中の方にまでこわばりがあって、そのこわばりの様子が丁度水鳥が飛ぶ時のように頭が前の方にかがんで、首がまわらないようになって、それで汗が出て、惡風のする...