携帯電話を使った禁煙プログラムの効用

Lancetに携帯電話を使った禁煙プログラムの効果を評価したレポートが出てました(http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(11)60701-0/fulltext

■方法■
携帯電話による禁煙プログラムtxt2sopを使った禁煙とそれを使わなかった禁煙を比較するという、どこかテレビ・ショッピングに出てきそうな試験です。

一次エンドポイントは6ヶ月間の禁煙です。

■結果■
11914人の参加者のうち、レストに協力してくれた方5800人をtxt2stopのプラグラムを行う人と、コントロールに分けました(2915人vs2885人)。

6ヶ月間の禁煙成功率はtxt2stopプラグラムで10.7%、コントロールで4.9%と有意にtxt2stopプラグラムの方がよいという結果になりました。

この結果は追跡できなかった人を喫煙者と考えても、また除外しても、txt2stopプラグラムの方がよいというのは変わりませんでした。

■まとめ■
もともと、強力介入をしない自己による禁煙なので、禁煙成功率が10%と低いと思います。

でもその中で、txt2stopプラグラムは少しは改善するのかなという感じです。

やはり、直接電話したりするような介入の方が本当は良いのかなと思います。