ジェネリック薬品

お医者さんで処方されるお薬には、先発医薬品【新薬】と後発医薬品【ジェネリック医薬品】があります。
先発医薬品【新薬】とは最初に開発され発売されたお薬で、開発した製薬メーカーが特許期間独占して製造・販売することができます。特許期間が切れると他の製薬メーカーも同じ成分・同じ効果のお薬を製造できるようになります。これが後発医薬品【ジェネリック医薬品】で、価格は先発医薬品【新薬】の２～８割に設定されます。

特許が切れた後に製造・発売されるため、開発期間・費用が少なくてすむので、安い価格にすることができます。
先発医薬品【新薬】はその成分から開発し有効性・安全性を確認後国に承認されて発売されるため、研究に長い期間と多額の費用がかかります。後発医薬品【ジェネリック医薬品】はすでに使われていて有効性や安全性は確かめられた成分のため、承認までの手続きが少なくてすみます。研究・開発にかかる期間と費用が少ないので、国が新薬の２～８割の価格に設定します。（お薬の値段は国で決められています。）

後発医薬品【ジェネリック医薬品】の効能・効果・用法・用量は先発医薬品【新薬】と同じです。
後発医薬品【ジェネリック医薬品】はすでに使われていて有効性や安全性は確かめられたあとに発売されています。また、先発医薬品【新薬】と同じように薬事法に基づき厚生労働省の審査を受けて承認されています。

全ての薬に後発医薬品【ジェネリック医薬品】があるわけではありません。（特許期間中の先発医薬品【新薬】など）
後発医薬品【ジェネリック医薬品】の効能・効果・用法・用量は先発医薬品【新薬】と同じですが、剤形（お薬の形）・色・大きさ・含まれる添加物が異なったりすることがあります。