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2024.05.17 傷寒論 太陽病中篇 第五十三條
傷寒醫以丸藥大下之身熱不去微煩者梔子乾薑湯主之。 傷寒醫丸藥を以て大いに之を下し身熱去らず微煩する者は梔子乾薑湯之をつかさどる。 寒に侵されて風邪を引き、發汗すべきであるのに、醫師が誤って下劑で大いに下してしまったので、熱が中に入って、身體内の熱がとれなくなってしまい、そのためにすこしく...
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2024.05.16 傷寒論 太陽病中篇 第五十二條
傷寒下後心煩腹滿臥起不安者梔子厚朴湯主之。 傷寒下後、心煩腹滿し臥起安からざる者は梔子厚朴湯之をつかさどる。 寒に侵されて、下してはいけない時に下してしまったために、その後で胸苦しくなって、腹滿し横になっても起きてもいられず、身體のもって行きようがないものは、梔子厚朴湯が主治します。
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2024.05.15 傷寒論 太陽病中篇 第五十一條
傷寒五六日大下之後身熱不去心中結痛者未欲解也梔子豉湯主之。 傷寒五六日大いに下したる後、身熱去らず心中結痛する者は未だ解せんと欲せざるなり、梔子豉湯之をつかさどる。 寒に侵されて五六日たって大いに下したために、その後で身體があつくて熱がとれず、胸中の特に心藏のあたりが結ぼれて痛くなるもの...
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2024.05.14 傷寒論 太陽病中篇 第五十條
發汗若下之而煩熱胸中窒者梔子豉湯主之。 汗を發し若くは之を下し而して煩熱胸中窒がる者は梔子豉湯之をつかさどる。 發汗したり、または下したりして、陽氣の不足を生じそのために、邪熱が胸中にこもってしまったために、煩熱を生じ、胸中がつまったようになるものは、梔子豉湯が主治します。
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2024.05.13 傷寒論 太陽病中篇 第四十九條
若少氣者梔子甘艸豉湯主之若嘔者梔子生薑豉湯主之。 若し少氣の者は梔子甘艸豉湯之を主どり、若し嘔する者は梔子生薑豉湯之をつかさどる。 前條のような病狀で虛煩があり、もし呼吸が早くて淺いものは、梔子甘艸豉湯が主治します。その場合にもし嘔き氣のあるものは、梔子生薑豉湯が主治します。