はあとだより 1月
不眠にも「麝香」
〈気血の動揺〉 不眠のお悩みに麝香を使うことがあります。麝香は気血の流れをスムーズにしてくれる生薬です。人前で話さなければならない時や発表会、学生の受験、大人の資格試験や人生を左右する決断など、「どうしよう」と思うだけで気血の流れは滞りがちになります。気持ちの動揺は、そのまま気血の動揺につながります。
「どうしよう」と思うと、瞬間的に呼吸をするのを忘れてしまったり、呼吸が浅くなったりします。呼吸は二酸化炭素と酸素を交換することで、血液をフレッシュな状態にしてくれます。絶えず血液をドロドロからサラサラにしているのです。
そのリズムが「どうしよう」で崩れてしまうと、血液の「サラサラ度」が低下して、「ドロドロ度」が高まります。すると気血の流れは滞りがちになります。睡眠の質は、気血の滞りで悪くなります。「どうしよう」で眠れなくなるのは、そのためです。
また寒い時期は、冷えからも気血の流れは悪くなります。顔面神経痛、腰痛、膝痛などが悪化するのも、冷えが気血の滞りによる痛みを誘発するからです。
冬の寒さにご用心!
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2021.06.08 はあとだより※6月※
〜抜けない暑さに「牛黄」〜 〈熱のこもり〉 毎年、夏が近づくと不安になります。 歳を重ねて体力が低下するにつれ、夏の暑さが厳しくなり、 そのうちいつか熱中症で大変なことになるかもしれないと思うと、 夏の風情を楽しむどころではありません。 昨年の「コロナ禍の夏」は非常に息苦しく、マ...
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2021.05.17 はあとだより⁑5月⁑
暑さで息苦しい時は「センソ」 〈気血のめぐり〉 暑いと息苦しくなります。息苦しい時、セットになって現れるのが動悸です。 ハアハアとドキドキが一緒に起こるのは、「心肺」が協力して呼吸によって 吸い込まれた「気」を、気血という形で「心」のポンプ力を使って全身に送っているからです。 暑さ...
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2021.05.11 今こそ腸活!
【健康応援キャンペーン 5・6月特別企画】 ★腸活応援フェア★ もっちり麦まとめて3袋購入につき、1袋プレゼント!! コロナ禍において「免疫力」を高める上で腸内環境の改善は必須!! もっちり麦に含まれている大麦β-グルカン(発酵性食物繊維)は腸内で善玉菌のエサになり腸内環境を整える効...
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2021.04.08 はあとだより*4月*
ぐるぐる回るめまいに「鹿茸」 〈梅雨時の「どんより」〉 ぐるぐる目が回るので、病院へ行って診てもらったら、メニエール病と診断された、という話はよく耳にします。 病院では内耳が水ぶくれ状態にあるとの説明のようですが、このようなめまいは梅雨時に起こりやすいものです。 梅雨前線など低気圧の...
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2021.03.04 はあとだより☆3月☆
〜春のイライラに「レイヨウ角」〜 〈イライラ疲れ〉 東洋医学は症状と症状、臓腑と臓腑など、その関連性を重視した「つながりの医学」です。 季節の移ろいとともに活発になる五臓が決まっており、現れる症状も季節で変化します。 春は「血を蔵す」肝に対応しているので、春を迎える前から血液ドロドロ、 ...