はあとだより 1月

不眠にも「麝香」

〈気血の動揺〉 不眠のお悩みに麝香を使うことがあります。麝香は気血の流れをスムーズにしてくれる生薬です。人前で話さなければならない時や発表会、学生の受験、大人の資格試験や人生を左右する決断など、「どうしよう」と思うだけで気血の流れは滞りがちになります。気持ちの動揺は、そのまま気血の動揺につながります。
「どうしよう」と思うと、瞬間的に呼吸をするのを忘れてしまったり、呼吸が浅くなったりします。呼吸は二酸化炭素と酸素を交換することで、血液をフレッシュな状態にしてくれます。絶えず血液をドロドロからサラサラにしているのです。
そのリズムが「どうしよう」で崩れてしまうと、血液の「サラサラ度」が低下して、「ドロドロ度」が高まります。すると気血の流れは滞りがちになります。睡眠の質は、気血の滞りで悪くなります。「どうしよう」で眠れなくなるのは、そのためです。
また寒い時期は、冷えからも気血の流れは悪くなります。顔面神経痛、腰痛、膝痛などが悪化するのも、冷えが気血の滞りによる痛みを誘発するからです。
冬の寒さにご用心!

  • 2022.11.17 2022-2023(年末年始のお休みのお知らせ)

    12月29日(木)~1月4日(水) お休みさせていただきます。 上記期間中お問い合わせの際は、お薬手帳に記載の休日夜間連絡先にご連絡ください。

  • 2022.11.17 はあとだより★11月号

    ~風邪予防は鹿茸~ 《肌のバリア》 風邪はどこから来るのでしょうか。冷たい風に吹かれて、寒い思いをした後、鼻水が出てきて、悪寒がしてくると、「風邪、ひいたかなあ」と心配になります。 次第に目がしょぼしょぼしてきて、熱っぽくなると、「ああ、やっぱり」と仕方なく風邪をひいたことを認めます。 しか...

  • 2022.10.31 ブラックボード更新しました

    11月の健康テーマは「口の健康」です。 口の働きが衰えた状態のことを「オーラルフレイル」と言います。 この状態を放っておくとフレイル(虚弱)へと進みます。 口の機能を保つこと、口の健康を保つことが健康長寿の秘訣といえます。

  • 2022.10.07 はあとだより♬10月♬

    〜発熱には「牛黄」〜 〈見えない発熱〉 コロナ禍になって外出の度に、どこかしらで検温され、自分の体温を知ることになります。 コロナ前は、具合が悪くても余程つらくなるまで体温計を手にすることはありませんでした。 たとえ測ったところで37℃を超えていても、高熱でなければ、つらいながらも普...

  • 2022.09.20 ブラックボードを更新しました☆②

    秋に入り、朝晩は特に涼しい日が増えてきました。 季節の変わり目は寒暖差で体調を崩しやすくなります。 『夏バテ』はよく聞きますが、実は『秋バテ』もあるんです。 夏の疲れが残り、秋になっても体調が優れない、疲れやすいなど… そんな症状でお困りの方、気になる方は是非、当薬局にてご相談くださ...