相談コーナーに宅配食のカタログを2種類設置しました
一般の人に比べてメタボになりやすいメンタル疾患の患者さんにとって、食生活はとても重要です。健康な食生活を送るための参考として、2種類の宅配食のカタログを設置しました。当薬局における2種類の宅配食のカタログの位置づけは、宅配食の勧誘ではなく、健康な食生活の見本・情報誌です。「もっちり麦」を販売している理由も、食物繊維を摂ることの重要性をお知らせするためで、「もっちり麦」を販売することで利益を増やすことは考えていません。
昨年終盤に日清医療食品社から「おいしい日和」が、本日はファンデリー社から「ミールタイム ファーマ」が送付され、薬局における無料設置の勧誘がありました。
日清医療食品は病院給食で有名な会社のため、次回号(vol.12)から50部ずつ提供いただくこととしました。今回設置してあるvol.12は年が明けてから送付されてきました。「おいしい日和」は2か月に1回発行されるとのことです。
ファンデリーは余り聞いたことのない会社ですが、送付されてきた「ミールタイム ファーマ」2015年秋冬号を見ると「カロリーマップ」「塩分マップ「タンパク質マップ」など興味深い記事が掲載されています。同封されていた設置勧誘パンフレットには「食事指導資料や待合室の読み物としてご利用いただける無料カタログです」「全国約12,500か所の医療機関様 約4,000か所の調剤薬局様にご活用いただいています」とあります。HPの沿革を見ると、2001年4月から「日本初の栄養士による宅配サービス「カウンセリングデリバリー」を開始とあり、この分野ではそれなりの実績がある会社に思えます。「ミールタイム ファーマ」は半年に1回発行されるとのことです。
両社のカタログに記載されている記事は、一定の信頼が置けるものと考えられるため相談コーナーに設置しました。ただし、私は宅配食やお弁当の製造に関する知識を持ち合わせていないので、両社の宅配食の衛生状態、対費用効果などを総合的に評価する力量はありません。したがって、両カタログに紹介されている宅配食自体を推薦することも、推薦しないこともできません。あくまで当薬局および当HPをご利用のメンタル疾患の患者さんやご家族が、食生活の見本として両カタログの記事や献立を利用していただくことを推奨するに留まります。この点を十分ご理解ください。
なお、厚生労働省・農林水産省からも食事療法・食事制限の必要のない一般の国民に対し、食生活のアドバイスが提供されているので、あらためてご紹介します(当HP>アドバイス>健康と病気の知識(1) 公的機関などの提供HP>8. 健康食品と食事・運動など で紹介済み)。
食事療法・食事制限の必要な病気の方は、受診している医療機関の医師や栄養士の指示に従うことを強く推奨します。
H28.01.29 管理薬剤師 滝澤健治 記