相談コーナー資料の電子版

薬局内の相談コーナーに設置した資料の電子版を紹介します。
相談コーナーはお薬をお渡しするカウンターの左端にあります。

目次
 2015年に設置した小冊子⑦ その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各社提供
 2015年に設置した小冊子⑥ 睡眠・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エーザイ提供
 2015年に設置した小冊子⑤ 便秘・下痢(過敏性腸症候群)・・旧・アボット(現・マイラン)・アステラス製薬提供
 2015年に設置した小冊子④ アルコール・ニコチン依存症・・・・・・・・・・日本新薬・ノバルティスファーマ提供 
 2015年に設置した小冊子③ 花粉症・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キリン協和提供
 2015年に設置した小冊子② 1) 生活習慣病、2)メンタル不調・・・・・・・興和創薬提供、 アメル(共和薬品)提供
 2015年に設置した小冊子① その前に。。。製薬業界のお話を
 統合失調症・うつ病・双極性障害・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大塚製薬提供
 貼る痛み止め HRT(更年期障害等=女性ホルモン補充療法)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・久光製薬提供

                                   H28.01.13 管理薬剤師 滝澤健治 追記
                                   H27.12.29 管理薬剤師 滝澤健治 追記
                                   H27.02.03 管理薬剤師 滝澤健治 記

2015年に設置した小冊子⑥ その他

その他、各社より様々な小冊子を提供いただきましたが、私の能力不足で、もれなく紹介することができません。
提供してくださった製薬メーカーおよびMRさんにこの場でお詫びするとともに、可能な限りここでリンク先を紹介します。

田辺製薬販売提供
お薬について知ってほしいこと 伝えたいこと⇐下のダイレクトリンク①

リリー提供
「知って安心 メンタルヘルスの福祉サービス」⇐下のダイレクトリンク②

ノバルティスファーマ
「まんがで学ぶ認知症の方の気持ち」⇐下のダイレクトリンク③
「最近アレ?と思うことが多い方へ」⇐公益社団法人 認知症の人と家族の会(http://www.alzheimer.or.jp/)

グラクソスミスクライン提供
[強迫障害]という病気をご存知ですか?
[パニック障害]という病気をご存知ですか?
[社交不安障害]という病気をご存知ですか? ⇐社交不安障害情報サイト http://utsu.jp/sad/index.html

大塚製薬提供
「あなたのその症状 レストレスレッグス症候群かも!?」⇐https://www.otsuka.co.jp/health_illness/rls/
「カラダのチェックシート」⇐残念ながら医療関係者向けにだけネット公開されています

持田製薬・田辺三菱製薬・吉富薬品 共同提供⇐http://www.fuannavi.net/
「大切な人が社交不安障害(SAD)になったら・・・」
「こころの掲示板 ふあんナビ」

バイエル薬品・参天製薬提供⇐「ずっと見える情報局」http://moumakushikkan.com/?pid=from_bhm_top
糖尿病性網膜症・糖尿病性黄斑浮腫
加齢黄斑変性

ツムラ提供
「漢方クオリティBOOK」⇐「漢方ビュー」http://www.kampo-view.com/

                                   H28.01.13 管理薬剤師 滝澤健治 記

2015年に設置した小冊子⑥ 睡眠・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エーザイ提供

睡眠薬を服用している患者さんは多数います。「眠りのための12ポイント」「睡眠ダイアリー」をエーザイから提供していただきました。

電子版で同じものはありません(医療関係者のみ閲覧可能)。Yahooで「エーザイ 睡眠」を検索すると「ルネスタについて - エーザイの一般生活者向けサイト | Eisai.jp」とあります。そのリンクを見ると、商品名が出ているので、本当に一般生活者向けなのか?という疑問があります。しかし、このHPの閲覧数は現在1日当たり20-30程度で、100を超えることはほとんどありません。ほぼ、当薬局ご利用の患者さんと思われます。当薬局の相談コーナーでは小冊子を無料で配布しているので、リンクを公開しても問題ないと考えリンクします。

                                   H28.01.03 管理薬剤師 滝澤健治 記

2015年に設置した小冊子⑤ 便秘・下痢(過敏性腸症候群)・・・旧・アボット(現・マイラン)・アステラス製薬提供

1)便秘関係

メンタル系の薬の副作用で便秘になる患者さんはとても多いです。数年前に久しぶりに下剤の新薬が発売されました。その新薬メーカー(旧・アボット・現・マイラン)のMRによると「東葛地域における、その新薬の売上No.1は初石病院」だそうです。初石病院は柏メンタルクリニックの母体で、県内最大規模を誇り東葛地域の精神科の最後の砦といわれる病院です。

マイランより便秘の小冊子3冊の提供していただきました。そのうち1冊は、NHKためしてガッテン、掲載の別刷りでしたが、品切れとなりました。現在提供しているのは「おなかノート」と「慢性的な便秘でお困りの方に」の2冊になります。

マイランが提供する便秘関連の患者さん向けサイトをリンクします。


2)下痢関係

便秘とともに精神的ストレスがかかったときに急に下痢をする患者さんもいらっしゃいます。精神的ストレスによる下痢を抑える新薬はアステラス製薬から発売されています。下痢型の過敏性腸症候群(IBS)ということになりますが、全疾患の患者さんから見ると少数です。当薬局では男女合わせて10人に満たない程度の患者数です。しかし、アステラス製薬のMRが言うには、当薬局は柏駅西口方面の薬局では、一番その新薬の売上が多いということです。近隣に岡田病院のような、消化器の検査ができる医療機関があるにも関わらず、メンタルクリニックの方がIBS(下痢型)の患者さんは多いということです。脳と消化管の制御をする体内の化学物質(神経伝達物質)は、きわめて類似しており、脳ー消化管連関と言われます。まさに、その通りだということが、その薬の事例でもよくわかります。

アステラス製薬からはいくつかの資材を提供してもらっていますが、IBS関係では「おなか日誌」「IBS」「このようなとき、おなかが痛くなったり、下痢したりしませんか?」の3種類の冊子を提供してもらいました。

同社が提供する「IBSネット」が、冊子とほぼ同内容なのでリンクします。

                                   H27.12.29 管理薬剤師 滝澤健治 記

2015年設置した小冊子④ アルコール・ニコチン依存症・・・・・・・・日本新薬・ノバルティスファーマ提供 

アルコール依存症とニコチン依存症は、いずれも健康保険適応の対象です。行き過ぎた飲酒や喫煙は、公的な資金を使っても治療すべき疾患と医学的には理解されています。

1)アルコール依存症
「禁酒宣言カード」?や「女性とアルコール依存症」の2つの資材を日本新薬より提供していただきました。両資材で紹介されている「アルコール依存症治療ナビ.jp」をリンクします。

2)ニコチン依存症
「禁煙して、よかった。」「タバコのこと、考え直してみませんか。」はノバルティスファーマから提供を受けました。残念ながら、当薬局の97%以上の処方箋を発行している柏メンタルクリニックでは、禁煙治療を行っていないので保険医療を希望される方は他の医療機関を受診下さい。同社が提供しているサイト「禁煙支援マニュアル」をリンクします。


                                   H27.12.29 管理薬剤師 滝澤健治 記

2015年設置した小冊子③ 花粉症・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キリン協和提供

インフルエンザ・肺炎球菌ワクチンの時期が終わって、花粉症対策としてキリン協和から3種類の小冊子を提供していただきました。

・花粉症対策ガイド
・花粉症日記
・花粉症ガイド ~スギ、ヒノキ花粉 本格飛散シーズンの心得編~
 自分に合ったお薬で治療シーズンを上手に乗り切りましょう!!(2月~5月)

同社のHP上には小冊子のPDF版はありませんが、「花粉症ナビ」というサイトがありますのでリンクします。

キリン協和はキリンビールと協和発酵(焼酎で有名)と言うお酒会社2社の新薬部門が合併した会社です。キリンホールディングス傘下です。

                                   H27.12.29 管理薬剤師 滝澤健治 記

2015年設置した小冊子② 1) 生活習慣病、2)メンタル不調・・・・・興和創薬提供、 アメル(共和薬品)提供

1) 「運動・食事改善チャレンジシート」や「生活習慣病のための記録手帳」を興和創薬さんに提供していただきました。たしか、私の記憶では「運動・食事改善チャレンジシート」は絶版になってしまって今は設置していません。興和創薬はキューピーコーワゴールドなどのドラッグストアで販売している医薬品(OCT=Over The Counter)などを展開する興和の新薬部門です。提供していただいた小冊子と同じ内容は公開されていませんが、生活習慣病の基本治療となる食生活についてのアドバイスがHP上に公開されているのでリンクします。

2) 共和薬品は「アメル」のブランド名で精神科に特化した品ぞろえをしているジェネリック(後発品)メーカー。そのためジェネリックメーカーでありながら精神科関連の患者さん向け小冊子も提供しています。当薬局における後発品会社のプレゼンス(存在感)は、新薬兼業のMeijiSeikaファルマと共和薬品が2分しています。

本年春先に、患者さん向け小冊子を10部程度提供していただきました。残念なことにB5版だったため、置く場所に困りその後は提供していただいていません。HP上に公開されているので、もっと早くに本サイトにリンクすべきでした。ご参考にどうぞ。
                                   H27.12.29 管理薬剤師 滝澤健治 記

2015年設置した小冊子① その前に。。。製薬業界のお話を

本年2月3日にこの「相談コーナーの電子版」を開設したまま、その後更新をしていませんでした。

製薬メーカー各社にお願いし、さまざまな小冊子を設置してきました。必ずしも自社や担当MR(医薬情報担当者)の売り上げに結びつくとは限らないにもかかわらず、製薬各社のMRさんは、私の要望に迅速に対応して下さいました。

現在、国は後発品普及を強く推し進めています。その理由は、単に薬剤費の圧縮ではありません。特許の期切れた医薬品を先発品から後発品にして、その薬価(公定価格)差分を特許の切れる前の医薬品の薬価維持に使います(従来は2年ごとに薬価は引き下げられていました)。そうすれば、先発メーカーは特許が切れる前に必死に新薬を作るようになるはずです。特許が切れたら、売り上げがなくなるのですから。

その結果。。。日本の新薬メーカーの研究開発が促進され、①国内に欧米と同様の早さで、新薬が供給される。新薬は病気と闘う新しい武器です(従来は欧米に比べ日本では新薬が利用できる時期が数年遅れていました)。②国内のみならず海外で日本発の新薬を製造販売させること。世界における日本の医薬品売り上げは10%強です。ですから、海外進出に成功すれば大きな売り上げが期待できます。この2点が後発品使用促進の目的です。

①は日本の医療水準の早期向上に役立ちます。②は深い理由があります。日本はかつて世界の工場と言われたように、家電(家庭電化製品)などの製造業が強く、海外で利益をあげて日本に持ち帰っていました。そして、その資金で日本にない原油など資源エネルギーを購入していました。しかし、現在ミドルテクノロジーの代表格だった家電産業は、中国をはじめとした海外企業に負けて、日本経済を支える産業は事実上自動車産業だけになっています。海外で稼いで法人税が国内で払われなければ、医療を含めた社会保障制度の維持もできません。WHO(世界保健機構)から過去30年以上、「世界で最も平等で効率のいい医療提供体制」と言われ続けている現在の医療制度(国民皆保険)も維持できません。

2000年を前にしたころから、製薬業界(新薬メーカー)の間では新薬産業こそ日本の次世代の基幹的産業になるべきとの考えが広がってきました。研究開発投資が長期間を要し、資金需要も莫大で、さらにそれを支える人材育成も長期におよぶので、少資源かつ先進国の日本にふさわしいと考えられたからです。実際に、2000年ごろ世界で新薬を創生できる国は7カ国しかないといわれていました。7カ国とは、米国、日本、英国、スイス、ドイツ、フランス、そして、スエーデンです。

日本の薬剤費を特許の切れた先発医薬品から、特許の切れる前の新薬に移転させ、新薬メーカーに死に物狂いで新薬創出をさせること。この重要性がお分かりいただけると思います。みなさんがより多くの後発品を使用することは、めぐりめぐってみなさんのためにもなるはずなのです。

当薬局に小冊子を提供してくださっている製薬会社のほとんどは新薬メーカーです。そのMRさんたちは特許期間中の新薬の情報を医師に提供し、いかに多くの患者さんに処方してもらうかが仕事の大部分を占めます。一方、医薬品は生命に直接影響を与えるため不適切な使用が行われないように行き過ぎた営業活動は厳しく戒められています。そのようなジレンマを抱える仕事をしながら、新薬メーカーは患者さん向け情報提供のために小冊子やHPを作り、MRさんたちは直接薬を選ぶこと(処方権)のない調剤薬局にも、その要望にこたえて小冊子を提供する手間を取ってくれています。

是非、当薬局にある製薬各社から提供された小冊子をご活用ください。また、みなさんがお薬を待っている間に、私がMRと話をしているのを見て、「早く話をやめて薬を渡してほしい」と思うかと思いますが、上述のような事情をご理解いただければと思います。

                                   H27.12.29 管理薬剤師 滝澤健治 記

統合失調症・うつ病・双極性障害・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大塚製薬提供

昨年(2014年)11月以降、いくつかの製薬会社から小冊子を提供してもらいましたが、A5の小冊子でいいものがなかなかありませんでした。

今回、大塚製薬提供の小冊子がなかなかいいので10冊ずつ提供していただきました。また、この小冊子の電子版は患者さん向けに公開されているので紹介します。

この小冊子シリーズの優れたところは、統合失調症・うつ病・双極性障害だけではなく、精神疾患患者さんが併発しやすく、また長期的に見て患者さんの生活の質(QOL)や寿命に大きく影響を与えるメタボ(生活習慣病)への対策の小冊子も提供している点です。

統合失調症患者さん向け メタボ脱出大作戦
 (再掲:一番下の資料)http://www.smilenavigator.jp/tougou/information/download/index.html

うつ病患者さん向け メタボ脱出大作戦(作成中)
 http://www.smilenavigator.jp/utsu/life/metabo/index.html

双極性障害患者さん向け メタボ脱出大作戦(HPのみ)
 http://www.smilenavigator.jp/soukyoku/life/metabo/index.html

                                   H27.02.03 管理薬剤師 滝澤健治 記

貼る痛み止め

相談コーナーの、小冊子スタンドは久光製薬提供のものを他の製薬会社の小冊子配置に流用させていただいています。そのため、小冊子スタンド全体の半分程度は久光製薬の小冊子を紹介しています。

驚くことに、当薬局の患者さんはメンタル不調にもかかわらず、腰痛などの筋肉痛の小冊子をお持ち帰りになる方がとても多いです。当薬局では医療用テープと医療用ハップの在庫がありますので、各種筋肉痛をお持ちの患者さんは主治医にご相談ください。

残念なことに、久光製薬の小冊子の電子版は、ネット上では医療関係者しか閲覧できません。したがって、このHPでは紹介できません。

一般向けに公開されている「腰痛ONLINE」を紹介します。

                                   H27.02.03 管理薬剤師 滝澤健治 記

HRT(更年期障害等=女性ホルモン補充療法)・・・・・・・・・久光製薬提供

更年期の女性を中心に、久光製薬のHRTの小冊子も配置しました。HRT用の貼り薬の在庫はありませんが、婦人科で処方された処方箋をお持ちいただければ、卸から取り寄せが可能ですのでご相談ください。

なお、当薬局における久光製薬のHRTの小冊子配布は、久光製薬の特定の医薬品の推奨目的ではありません。当薬局ご利用の患者さんまたはご家族の女性の方に向けて、日本で普及の遅れている女性ホルモン補充療法をお知らせし、その適正な利用により、よりよい生活をしていただくためのものです。関心を持たれた患者さんやご家族は、婦人科の医師に相談ください。

                                   H27.02.03 管理薬剤師 滝澤健治 記