薬局内勉強会 H24.10.10(トラゼンタ)

本日(10月10日)、日本イーライリリーのMRさんを迎え、糖尿病治療薬、トラゼンタの勉強会を行ないました。
近年の糖尿病治療中の糖尿病患者は237万人、しかしながら未治療で糖尿病を強く疑う患者は890万人もいるとのことで、治療が必要だと思われる患者さんの4分の1しか治療に至ってないのが現状らしいです。
トラゼンタは近年、続々と新発売されているDPP-4阻害剤のひとつで、去年の9月に発売された薬です。効果は、今までのDPP-4阻害剤と同じ効果を持ちながら、安全性が高い薬のようです。
というのも、胆汁排泄型の薬剤で、糞中排泄80%以上で、尿中排泄は約5%という特徴のある薬ということでした。
他のDPP-4阻害薬は、尿中排泄型が中心なので、それらと比べますと胆汁排泄型のトラゼンタは腎機能低下のリスクの高い2型糖尿病には、選択しやすい薬と考えられます。
治療薬剤の選択肢の狭い透析患者さまにも安心して使える薬なので、今後の治療の幅が広がる薬なのではないかな。と期待します。