はあとだより 1月
不眠にも「麝香」
〈気血の動揺〉 不眠のお悩みに麝香を使うことがあります。麝香は気血の流れをスムーズにしてくれる生薬です。人前で話さなければならない時や発表会、学生の受験、大人の資格試験や人生を左右する決断など、「どうしよう」と思うだけで気血の流れは滞りがちになります。気持ちの動揺は、そのまま気血の動揺につながります。
「どうしよう」と思うと、瞬間的に呼吸をするのを忘れてしまったり、呼吸が浅くなったりします。呼吸は二酸化炭素と酸素を交換することで、血液をフレッシュな状態にしてくれます。絶えず血液をドロドロからサラサラにしているのです。
そのリズムが「どうしよう」で崩れてしまうと、血液の「サラサラ度」が低下して、「ドロドロ度」が高まります。すると気血の流れは滞りがちになります。睡眠の質は、気血の滞りで悪くなります。「どうしよう」で眠れなくなるのは、そのためです。
また寒い時期は、冷えからも気血の流れは悪くなります。顔面神経痛、腰痛、膝痛などが悪化するのも、冷えが気血の滞りによる痛みを誘発するからです。
冬の寒さにご用心!
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2023.10.13 秋の訪れとともに…①
連日猛暑の夏から彼岸を境に日中過ごしやすい日々が続いていてお散歩日和ですね。皆さんは1日にどの位歩けば良いかご存知ですか?年齢にもよりますが65歳以上は男性6793歩・女性5832歩が平均と言われています。秋は食欲が増す季節でもあり健康診断の結果も出る頃ではないでしょうか?この機会に1日に1000歩...
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2023.10.06 ☆はあとだより☆10月☆
物忘れの不安にも「羚羊角」 〈記憶のお菓子箱〉人生は、お菓子箱にお菓子を詰めていくようなものだと聞いたことがあります。箱の大きさは人それぞれで、どんなに頑張ってみても、箱に入るお菓子の量には限界があることを言いたいのかもしれません。 ならばきっと頭の中にも「記憶のお菓子箱」があるのでしょう。この...
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2023.09.06 ☆はあとだより☆9月
〜眠れない時にも麝香〜 〈どうしよう〉近年「眠りが深くなる」という噂の乳酸菌飲料が売られています。スーパーの棚には「お一人様1本限り」という張り紙だけが残されています。眠れない、途中で目が覚める、寝てもぐっすり寝た気がしないなど、眠りに関する悩みをお持ちの方は多いものです。とはいえ、いつになっても...
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2023.08.03 〜秋の乾燥肌に亀板〜
〈潤い不足〉毎年のことながら、暑い夏の後には秋がきて、秋になると肌がカサカサしてきます。炎天下に来る日来る日も汗を拭っていると、永遠に夏が続くような気がしてきます。とはいえ乾燥肌という点では、冷房での乾燥も看過できません。汗が引いた後、顔の肌が乾燥してくることがあります。 さらに秋風がふくようにな...
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2023.07.07 はあとだより☆7月☆
冷房による温度差にも「霊鹿参」 〈温度差ダメージ〉昨年の猛暑はかなり厳しいものでした。夏至を迎えた6月下旬の35℃超えは、梅雨寒の身体には対応できず、早々熱中症の洗礼を受けた方もいらっしゃったようです。その後も40℃近い暑さが続きました。コロナ第7波の中、果たして無事に秋を迎えられるのか、とても不...