アジマイシン点眼液
今日はまじめな話、、、
新しく点眼薬の採用が決まった
『アジマイシン点眼液』ネットで検索してもらえれば
結構医師が解説してるので、その辺はお譲りして
他ではしてない薬剤師ならではの解説してみたいと思います。
いわゆる抗生物質で
内服でもある主成分アジスロマイシンなのですが
分類的にはマクロライド系に属しています。
長い対流性を示して、最初の二日間は一日2回のその後1回
と異色の使い方をする点眼なのですが、
それを実現させてる成分がポリカルボフィルという添加物が
可能にしてるのですが、実はこの成分すでに古くから
内服として存在してるコロネル細粒って薬の成分なのです。
これはポリカルボフィルCaって成分が胃散でCaと分離し
小腸や大腸等の中性条件下で高い吸水性を示し、
膨潤・ゲル化する薬剤なんですが
この機序を点眼に応用した形となっております。
古きから新しきを得るですね。
ちなみにハチミツ程度のとろみとのことです。