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  • 2022.06.23 傷寒論 辨脈法 第十七條

    脈浮而緊者名曰弦也弦者狀如弓弦按之不移也脈緊者如轉索無常也。 脈浮にして緊なる者は名づけて弦と曰ふなり、弦なる者は狀ち弓弦の如く之を按じて移らざるなり、脈緊なる者は轉索の如く常なきなり。 脈が浮で、緊の者を名づけて弦という。弦という者は形が弓の弦のようで、これに触ると移らない。脈が緊の者...

  • 2022.06.22 傷寒論 辨脈法 第十六條

    陽脈浮大而濡陰脈浮大而濡陰脈與陽脈同等者名曰緩也。 陽脈浮大にして濡、陰脈浮大にして濡、陰脈と陽脈と同等なる者を名づけて緩と曰ふなり。 寸口の脈が浮いていて大きく、そしてやわらかく、尺中の脈も浮いて大きく、そしてやわらかい、陰脈と陽脈と脈の打ちかたが同じものを名づけて、緩の脈というのであ...

  • 2022.06.21 傷寒論 辨脈法 第十五條

    若數脈見于關上上下無頭尾如豆大厥厥動搖者名曰動也。 もし數脈關上の見はれて上下に頭尾なく豆大の如くにして厥厥と動搖する者は名づけて動と曰ふなり。 もし數脈が關上に現れ上下に頭尾がなく、豆の大きさのようで、厥厥と動搖する者を動と名づける。

  • 2022.06.20 傷寒論 辨脈法 第十四條

    陰陽相搏名曰動陽動則汗出陰動則發熱形冷惡寒者此三焦傷也。 陰陽あいうつ、名づけて動と曰ふ、陽動ずれば則ち汗出で陰動ずれば則ち發熱す、形ち冷えて惡寒する者は此れ三焦傷るる也。 陰と陽が互いに打ち合うのを動と名づけます。陽が動ずると汗が出て、陰が動ずると發熱します。形が冷え悪寒がする者は、こ...

  • 2022.06.18 傷寒論 辨脈法 第十三條

    脈來緩時一止復來者名曰結脈來數時一止復來者名曰促脈陽盛則促陰盛則結此皆病脈。 脈來ること緩、時に一止し復た來る者を名づけて結と曰ひ、脈來ること數、時に一止し復た來る者を名づけて促と曰ふ、脈 陽盛んなれば則ち促、陰盛んなれば則ち結、此れ皆病脈。 脈が來るときに緩く時々一回止まり、また來るの...